不定形備忘録

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劇メシ『キツネたちが円舞る夜』の感想レポ。

推しをゼロ距離で網膜に焼き付けたこと、あるかい?

 

5/24の劇メシ『キツネたちが円舞る夜』を観劇してきた感想です。

劇メシを簡単に要約すると、

「レストランで食事をしてる最中、やけに隣の席が盛り上がってるのを眺める」

というものでした。

 

キッカケはスタァライトでの推し、ばなな役のもえぴ(小泉萌香さん)が主演ということとと、コンセプトがとてつもなく気になっていたのが重なってたことです。

「観客参加型舞台」に前々から気になってて。。。

劇メシはねぇ、前回がじゅんじゅん役のひーちゃんが前の回で主演だったようで、それの感想が事前にたくさん目に入ってきてたってのもありますね。

 

やーすごいですよ。劇メシは。

舞台と客席が別れている、という当たり前の観劇形態をぶっ壊してますから。

店内の隅々までを演じるステージとなってるので、入り口、キッチン、通路、トイレまで使っちゃってました。

 

ナレーションは無く、急に店の中に演者が入ってきて事情を軽く説明して触り、となるんですけど、

例えばね、飯食ってるとき隣のテーブルのひとたちが喧嘩し始めたら理由はわからずとも

「あ、なんか揉めててヤバいんやな」

みたいなのは感じ取れるじゃん。

それに近い。

 

実際、それを意識できるようにか、開演前に食事が提供される。

食事をして周りの人と語らったりスマホいじったりしてたら急に扉が開いて演者が入ってくるんですよね。


または、「学校の休み時間、クラスの陽気な連中が教室内をそこそこ大きい声で会話したり走り回ってたりするのを、ひとりでボーッとしながらなんとなくそれを傍観している状態」かな。

例えばっかあげて長くなってサーセン(´・ω・`)

 

駆け回る演者のそばに座ってるひとは風やその汗、匂いを感じ取れるレベルで近い。

それから、メインストーリーが進んでる傍らその進行外にいる演者さんは言わば観客と視点は同じ。

だから、少しだけだけど話せることもある。

修羅場を見せつけられてるシナリオなら、スポットライトが当たってない演者さんと、

「あれ絶対元カノと今カノじゃん。修羅場だよねw間違いないw触れんでおこw」

みたいな小言のようなことを話せた。

 

つまりは、推しを間近で見れます(重要なので2回言いました)。

これが一番やばい。自分は演者さんが演じる際座る特別な席の隣に座っていたので、もえぴのサラサラの髪の毛が軽く肩に触れました。

やべええええええ↑↑↑

 

アンコールはありません。常識をぶっ壊してくれるんです。

新たなアンコールの形を感じられます、、、!

上で述べたようにわたしたち観客は"食事を楽しみにきた"というコンセプトなのです。幕が降りた後、また食事・飲み物を一般的な飲食店のように頼めるし、

フツーにラストオーダーもある。

 

終演後は。同じ机の人と語らうことができるんですよ!!!!

すげー・・・・って改めて思います。

テーブルひとつひとつが4〜8人掛けなので、隣・前に座ってるひととは当たり前のように話せる距離で、コミュ症な自分でも「一緒に観劇した仲」という共通項でしっかりお話しできました。

そしていちばん(?)の気になる点、面会はどういう形態なのか?というと、「演者」から「客」に降りた姿で店に入ってきます。

なので、もちろん私服で登場してくれ、机を巡ってくださり、フランクに話してくださいました。

演者さんの「客」という演技、それを含めて劇メシを演じる、ということなのでしょうか。

この時、感想を伝えてもいいし、(演者さんによりますが)サインをお願いしてもいい。感想言い合ってる客同士のお話しに参加してくれもする。

自分の場合は、先程の修羅場のときちょっとお話ししたことを演者さんが覚えてくださっていたので、それについてまた盛り上がりました。距離感が近いので、衣装について聞いた時「実はこれ私物でユニクロw」みたいなことで話が広がることもありました。

 


長くなりましたが、これが私の劇メシの感想です。

観客も参加できる新たな舞台の形を感じました。最高でした!

 

最後に撮影した画像をば。

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日が暮れる前の祝提灯。

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パンフとお食事。サーモン、ハム、ラタトゥイユが特に美味しかった。

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劇メシとコラボしたメニュー。これは、幕が降りたあとに机のみんなで注文しました。嘘グラタンと劇中で登場したピンクレモネードです。

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帰りの祝提灯。夜の10時過ぎに撮影。写真じゃわかりにくいけど、これが風情があって良かったんです。主演のもえぴのものが半分以上を占めていました。