不定形備忘録

書き留めたいことがあれば更新します!10割自己満です

「パプリカ」を見て

私は平沢進の大ファンで、彼が音楽を担当しているということで、以前から気になっていた今敏監督の「パプリカ」を見た。面白かった。感想を以下に述べる。

 

夢とは、絶対遵守が保証される自分だけの無限に広がる心象世界。夢はどれだけ科学が進歩しようとも、人間にとって最も¨人間域¨にあり続けるもので、それゆえ保持され続けなければならない。その前にとっては、科学などゴミに過ぎない。だからこそ、夢を科学によって支配することが可能になった者は夢に到達せんとする者の番人であるべきだ。ただ、強大すぎる、夢を支配する力というものは時に道を踏み外す大きなエネルギーになり得る。結局はその尊い思想はその思想に至った者のエゴに過ぎないと扱われ、いつの間にか周りには誰もいない。賛同する者、相まみえん者、誰もいないのだ。そこまで大きくなった力、すなわち思想は存在悪である。悪が栄えたためしは一度もない。ではその強大な力を止める者とは?その答えは¨きっと考える必要はない¨。科学では推し量れない、目には見えないものを定義付けることは誰にもできないし、誰にもする筋合いはない。だからこそ、純粋無垢な真っ白な存在こそがこの世の始まりとされるわけで、誰しもが歓迎する。

 

パプリカはそういう作品であった。