不定形備忘録

書き留めたいことがあれば更新します!10割自己満です

『映画大好きポンポさん』を見て

今年の映画で間違いなく一番面白かった!

ネタバレ、特に終盤について伏せてませんので悪しからず。

 

 

場面の切り替わりがシームレス。

「クリエイターは輝かしい人生を送ってきていない、いわゆる日陰者こそ相応しい」というメッセージ←偏屈な捉え方ではある。

ジーンと帝王のリンクした話の展開。

出資をお願いするべく必死に努力を続ける姿。

編集作業にこそ全身全霊を注ぐ。

90分間で終わる本編。

 

◦場面の切り替わりがシームレス

語彙力なくて、お洒落の一言では片付けられない演出。

時間の経過を表示するのも素敵でした。

 

◦「クリエイターは輝かしい人生を送ってきていない、いわゆる日陰者こそ相応しい」というメッセージ

腑に落ちた。

世の中オタクが多い中、イラストや文学、音楽、コスプレ、ブログ活動と創作をしている人はいる。クリエティブな人達だ。

こういう人達はどこか、青春を謳歌し切れておらず、エンジョイ出来ていなかったから自身の精神世界が深い。だから表現者となるのだ。

そういう話をしていたような気がした。

じゃあ日向者の人たちはどうなの?クリエティブじゃないよ。っていう話になるが、これは答えは簡単だ。青春を送れたって経験から、華やかで人前に立つことができるし、経験の豊富さから演技力も持っている…ということなのだろう。

と感じた…。

 

ジーンと帝王のリンクした話の展開

撮影がすべて終わり、何十時間もの映像データを繋ぎ合わせて映画本編を作る。

その編集作業をする中で、ジーンはなんのため・誰のために映画を作るのかを迷う。その時の編集内容も、主人公が苦悩するシーンであった。

色んな人からの意見によって「感情移入することが必要で『自分のアリアを表現する』こと」に気付く。編集の軸がハッキリして、足りないピースがはっきりし、追加撮影を土下座をしてお願いする。その時の編集内容も、主人公が大切なもののために土下座をするシーンだった。

 

ちなみに、私は土下座シーンで号泣しました。キャラクターと紐付けられることで、より感情の変化が分かる。それにこの演出がニクい。そういうのに弱いんだなぁ私は。

 

過労で倒れながらも、執念の如く映画を完成させるためにただひたすらに没頭する。その際の編集シーンも、後戻りできない程に音楽へのめり込む主人公のシーンであった。

 

他にも、編集中の映画のシーンはアスペクト比が変わるので視聴者が置いてけぼりにならないように構成されていた。

こういう部分も、映画を見る人への意識だ。徹底している。

 

◦出資をお願いするべく必死に努力を続ける姿

学生時代からなんでもそつなくこなして、彼女や友人に恵まれた日々を送っていた。当時のクラスメイトの日陰者のジーンには「前を向け!」なんてコメントするほどに。

そんな彼も、大手銀行に就職するがやりたいことが不明瞭。仕事に打ち込めず退職を考えていた。そんな彼は、たまたまジーンと再開。今やりたいことをやっている…前だけを見ている彼に心を打たれる。

彼が映画を撮り続けられるよう、出資するように執行役員へプレゼンする。彼の映画へかける情熱を。

今まで何にも真剣になれなかった彼が、生まれて初めて努力をする。そして、それが成就する。こんなに美しいものはない。

ちなみに私はここのシーンでも号泣しましたよ…。

あとね、映画の始まりで各キャラを紹介する場面はここの語りを継ぎ接ぎしたものだったんだよ。いやぁ、必要な部分だけを要所要所に効果的に見せる。作品の構成からもそれを伝えている作品だ。

他にも、やりたいことが見つかっていない彼を浮き彫りにするための演出として、交差点の中で立ちすくむが周りの人や車は高速で移動する、そんな演出があった。

今敏監督の作品を思い出した。

 

◦編集作業にこそ全身全霊を注ぐ

映画の序盤、15秒のトレーラーを作るよう頼まれる。たった15秒の間に必要な情報を詰め込まなければならず、更に映画館へ足を運びたくなる、そんなインパクトも必須。

その時彼はこの作業こそ最も楽しい仕事と知る。脳内イメージでは、必要な情報を敢えて伏せるべくフィルムを切断していた。

続きが気になってしまうような、出来上がったトレーラーは監督からも好評。

その経験が彼の原初。

映画終盤、追加撮影も終え映画に必要なピースが明確になったジーンは、何十時間にも及ぶ映像データを切り貼りする。その際、再び脳内イメージでは剣を取り切断を繰り返す。

そう、彼はどんな仕事をしていても、編集作業が変わらず大好きである。それが分かるシーンだ。

ここでも号泣しました。

トドメのセリフ「僕のアリアだ!」で完全に涙。

 

 

◦90分間で終わる本編

映画序盤、ポンポさんは今の映画に必要な要素をこう語った。

若者には短い時間で魅せるべきニーズがある。観客に2時間も3時間も、集中を強要させるな。2時間未満が理想。

ジーンはこれも満たした。

私は元々映画が90分しかないことを知っていた。最近シンエヴァを見たから「え!短いな…」なんて思っていたものだ。

ジーンの作品はニャカデミー賞を受賞した。世界的に有名になった彼。

インタビューで「一番好きなシーンはどこですか?」と聞かれ、「本編が90分なところです」と答えてスタッフロール。

こりゃ〜〜〜〜!!!してやられた!!!!映画そのものも、劇中劇も90分間!!!!!!!!すごい!!!!!!!こういうトリック!!!!!!

また号泣しました!!!!!!!!

 

 

 

あと、ポンポさんが最後に大好きって言ったり初めてスタッフロールまで座り続けていたことはウルッときた。

それから、演者と監督は繋がっていながらも安易に恋愛等に結びつけることもなく、どこまでも晴れやかに楽しめました。

 

 

・まとめ

映画が好きな人やクリエティブな人には間違いなく刺さるのでは。

映画だからこその演出も多数見受けられ、映画への感情移入に感情移入する、という何重もの構成。

私はクリエティブな人では決してないけども、ここまで筋の通った作品は最高。伝えたいことが一貫してて最高に楽しめました。素晴らしかった。

それに映画館でここまで何度も何度も涙を流したのも初めてでした。

また、音楽も非常に好みで、サントラをポチった。

Blu-rayが楽しみ!!発売するかな!?するよね!

 

 

 

おわり

夜想令嬢のステージを見て思ったこと

声優さんのライブステージの捉え方、その価値観がアップデートされたので殴り書きです。

 

夜想令嬢のステージを見て、声優のステージは一言で言えば2.5次元のライブ」でした。

 

【まとめると、声優さんが演じるキャラクターが好きだし、キャラクターを演じる声優さんが好きです】

 

発端はBlooming Cloverの恵美回。

恵美は夜想令嬢回で「こういう世界観に合わせて、自身の明るさを抑えて演じることが正解」と感じてぎこちない演技を繰り返す。その不自然な演技に監督たちは動揺。言わば元気系アイドルを素で貫いていた恵美、壁にぶち当たる。

琴葉の助けもあり『常にエドガーならどうするだろうと自問自答して役になりきれ』と心を決めた恵美。

結果、人のことを慮れて明るい恵美なりに解釈した『貧しくも心優しきエドガー』を恵美イズムで演じきった。

 

(ちなみに、莉緒は役への理解が年相応に深いため、演技パターンを複数用意して稽古に臨んでいた。この対比も美しかったね。他の回で莉緒のセクシー封印回もあるので、それもまた語りたいねぇ)

 

話を戻すと、6thSPday2の夜想令嬢のステージは、ゆきよさんが葛藤の末に演じる恵美を通して歌っているように見えまして。というか、BCのエピソードに引っ張られていた。素晴らしいステージでしたね。

 

この時に、過去の自身のライブへの見解の

 

『演者はアイドルと何年も隣を歩き息を吹き込んでくれいている。

 ましてや、お金を貰って演技をするプロだから私たちオタクの想像を遥かに超えるレベルに、アイドルのことを理解してくれいているのだろう。

 故に、ライブ中網膜に写るは声優の皆様だが、それはもはやアイドルのキャラクターそのものと捉えてよい。』

 

という考え方が更にアップデートされた。

これに加えれば、

 

『演者が声のみで演技をする際に最も考えることは、「そのキャラクターになりきって、この時この子なら何を考えるかな」と深く考えることではないだろうか。

 つまり、声優さんは(棲み分けているとは言えど)キャラクターをもう一人の自分に近い存在、憑依、投影、そのようなことをしているのではないか。

 つまりつまり…声優さんのライブは、キャラクターを3次元に通して表現している…。

 つまりつまりつまり…声優さんはキャラクターと見なしてもよいと私は考えている…が…決してアイドルの実写化には留まらない…

 そう…

 2.5次元のステージに近似されるのではないだろうか…???』

 

と結論に至った。

今までは、無理に声優さんの隣にアイドルがいるとか声優さんを声優として捉えてはいけないのかとか…面倒なことを考えながらライブ映像を見ることが多々あった。

 

 

そういうのを経て。

 

 

キャラクターでありながらキャラクターではない。

紛れもなく演者の皆様のライブである。

しかしながら、その演者さんが、誰よりもそのアイドルを考えてくださり、キャラクターのイラストが無くとも表現してくれている。

それは、原作のある舞台、ミュージカルと通ずるところがあるのではないだろうか。

 

 

そこの終着点が

 

ライブは2.5次元

 

 

でした。

1年くらいの悩みがスッと。腑に落ちました。

 

以上です。

 

 

P.S.

やーねぇ…リアルライブありきのコンテンツ出身だからミリPになってライブ映像見ると頻繁にこういうことを考えて腕組みしていたんですよ…

バンドリやレヴュースタァライトは、リアルライブはキャラの個性の一面(?)だからそんなキャラ表現の棲み分けとか、何一つ考えたことがなかったから。これが二層展開式(公式用語)の面白さですね

 

 

 

おわり

十三機兵備忘録.6

なっちゃん

●1985年に帰還。三浦も一緒に飛んできたが、どこかへ既に行ってしまった模様。MIBに捕まったのでは?となっちゃんは考える。ノートを視聴覚室に置いてきたことを思い出し学校へ、そこで如月と遭遇。しかし、口調の異なる如月はいつもの如月ではない模様(以前ゆきちゃん編で沢渡の話に出てきた別個体の如月)。旧校舎のトイレへ逃げ込む(以前あったゆきちゃん編のトイレについての話)。鍵を閉めた個室でなっちゃんがうずくまっている。うずくまっているともう一人誰かがやってくる。もう一人は如月を426と呼び、個室の外で戦闘が始まる。交戦中、「426、お前は犠牲を沢山出したからここで始末する」「心まで機械になってしまったとは…」とやり取りが見られる。そしてなっちゃんが個室から恐る恐る出ると、426と呼ばれた別個体の如月はボロボロになっていた。その横には鞍部玉緒の姿が。BJ曰くこの人は鞍部玉緒をかたどったドロイド(機械生命体的なロボット)らしい。加えて、如月426もドロイド。玉緒ドロイドはBJとなっちゃんを見て「三浦と一緒か。乗り移ったか。狙いはBJではなく南奈津乃。君は敵の命令権を持っており、その権利を持った君の命令は私がする」と言い放つ。BJの電源を切りなっちゃんの頬を撃つ。気絶し、しばらくしてなっちゃんが目を覚ますと記憶が曖昧で、BJの電源も点いている。何事もなかったようにトイレを後にする。

◎ゆきちゃん編で描写のあった旧校舎トイレ内の原因不明の荒らされた痕が描かれた。426=関ヶ原であるため関ヶ原はここで捕らえられたのか…?

玉緒は三浦編でちょくちょく登場していたが、なぜここにいるのだろう。玉緒の姿をした"ロボット"は初めて登場した。426の如月の台詞からするに、元々は人間だったが何か悪魔のようなものと契約してロボ化しつつあるのか?

というか、玉緒の見た目が相葉(ゆきちゃんの助手)の姿をしている。なぜ気付かなかったのだ、、、。


●頬に何かしらのチップが埋め込まれているが思い出せず。放課後、BJを迎えに部室へ戻ると玉緒がいる。玉緒は場所を変えるよう促すが、そのタイミングで陸上部員がやってくる。「相葉さん!入部届だけ出していたけど参加できるのね」と好意的だが、見た目は相葉だが口調が異なる(つまり誰かが入れ替わっている?)ためまともに会話が繋がらず、結局2人ともバラバラになって部室から出ていく。ひとり残されたなっちゃんはBJを鞄に入れゲートのある常坂神社へ移動。最初の2065年(トライポッドを見た一番最初のとこ)へタイムリープ。街中火災だらけなのでBJは単独飛行で探索を始める。残されたなっちゃんは辺りを適当に歩いていると破壊されたBJを発見。脳みそ部分だけ取り出す。そのパーツには敷島製と書かれている。BJは宇宙人ではなく日本製のロボットの事実に落胆しているとBJが飛行探査から帰ってくる。つまり先ほどのはBJではない。戻ってきたBJに「宇宙人じゃなくて日本製なんでしょう、なんなら機兵もテトラポッドもすべて日本製?」と質問すると、テトラポッドは火星探査機だと判明。ではなぜ地球を攻めるのか。それは、"ここが地球ではないから"。その証拠に、BJの記録データの中にこんなものがある。「惑星以降計画として、12光年離れた惑星へ移動する。宇宙船は超小型で、生命維持が難しい人間のDNAのみを載せて飛び、惑星に着く直前にDNAを元に人間を生成する計画。」と2188年のなっちゃんは言い、それに対して緒方(敷島の社長)は認めていない様子だが、この計画は直に実行されたようだ…という記録データだ。

◎頬を触って何も思い出さないためさしずめトイレ内の交戦関連の記憶はなさそう。

なっちゃんは「玉緒さーん!」と話しかけるが、陸上部員からすれば相葉さん。ゆきちゃん編でも登場したように、相葉は相葉でいる。如月が2人いたのと同様に相葉も2人いるんじゃなかろうか。

機兵と敵は敷島製であることは如月の話で出てきたので既知であったが、敵が火星探索用ゆえ舞台が地球でない、というのは驚かされた。

したがって、今ここにいるなっちゃんは宇宙人なのではないか。

とは言いつつもなんで攻められてるのかは分からないけどね…火星にいるから敵からすれば「探査を全うしている」だけに過ぎないのかも。ガンダム00のELSに近い…ような…。


●1985年に帰還。部室にBJを取りに行く。BJの正体は機兵の装備。機兵の脳みそ部分のようなもので、そこのみ今はドローンへ移植されている。探している17番機兵の記憶セルの中にすべての情報が記録されているらしく、自分が宇宙人なのかの真相を知るべく、2人は機兵を探しに行く。と情報開示される。機兵を探すために、常坂神社で2105年へ転移する。荒廃した2105年は地下でのみ安全に暮らせ、地上は高濃度放射能で充満している。なんでも、敵の機械が攻めて来た時の政府の最終判断で核を使ったようだ。BJが2105年に来た目的はデータベースを探るため。BJの記録データの7割は消去されており、データベース内に17番機兵の所在データがあると期待して転移してきた。そんな話をしていると、森村先生(千尋の姿)と郷登の2人が地下コンピュータールームにやってくる。隠れて話を聞いていると、「Dコードが厄介で、記憶部の連結を物理的に外すしかない、しかしそれだと機兵へのダメージが無視できない、それを見つけたのは2周前の十郎だ」「2周前?このデータはどこから?」「地下の円盤と呼ばれるコンピューターから。本当に忘れてしまったのですね…円盤まで辿り着ける道を作ったのもあなたなのに」と憂いて森村とその場を後にし郷登達は円盤へ向かう。2人が出て行った後、BJ達は再びデータベースにアクセスすると、機兵所在データを発見するがデータベース内の大量のデータから特定するのが困難だと悟る(億単位のサーバーがある)。英2数2の4桁で全てのデータは座標管理されており、所在のデータの座標指定を行えればすぐに特定できるらしい。それをなっちゃんは「BJの名前では?」と考え「BJ-011-005(ビージェイイレブンファイブ)」と試しに入力してみる。正解だった。BJ-011-005とは、BJとなっちゃんが出会った時、BJが発していた言葉で、BJは自身の記録データが消されることを予測していたためそのヒントとして機兵所在座標のみ記憶していたようだ。所在は地上500kmの人工衛星。円盤からならアクセスできるのではないかと、更に地下へと急ぐ。

 

●1985年に帰還。円盤へ行くためBJを迎えに陸上部部室へ行くと自分の鞄、ロッカーを漁る東雲先輩がいる。東雲先輩はそれを見て出て行ってしまう。BJは他の場所に隠れていたため盗まれてはいないが、MIBか未来の情報や技術を盗むために東雲先輩は暗躍しているのでは、と憶測。2105年は封鎖されている(よくあることらしい?)ため2025年の円盤を目指す。BJと地下の円盤まで向かう道中で東雲先輩と遭遇。東雲先輩はここに来ると予測し先回りしていた。なっちゃんへ銃を向け「426の仲間でしょう、彼の居所を吐いてもらう。そして、情報の入ったそいつも持ち帰る。」と告げ、なっちゃんを撃ちBJを連れ去る。目が覚めると元の1985年に帰れないことに気付いて途方にくれる。また、撃たれる前に東雲先輩に対するBJの発言で「利用されている、真実から目を背けるため私を追わされている」と言っていた。

◎井田の手引きで東雲先輩は戦闘に駆り出されている、と公式にもあるように東雲先輩は誰かに指示されて動いているのか?以前東雲先輩編では井田に対する恋慕が見られたし、うーん。利用されているように見えるのは当然だろう。

BJの名前の由来がデータベース内1の重要データの座標だとはよくできている。すげー。

十三機兵備忘録.5

○三浦編

20年代。いよいよ米国のロボットが襲来。機兵で迎え撃つが包囲され負け濃厚となったところで機兵が発光。そしてタイムスリップ、80年代へ飛ぶ。

●ひじやまとは異なり、タイムスリップ先でなっちゃんと再会したので図らいで鞍部宅で居候することになる。なぜって、なっちゃん20年代で鞍部玉緒と仲良くしていたじゃないか、それにより居候を1人増やすことくらいのお願いはできるみたいだ。しかし今鞍部玉緒は遠出をしている模様、十郎と(なぜいる?)薬師寺の2人に加えて3人目として住み込むこととなる。

●元いた時代と変わらぬ家の風景に感化され、ふと20年代にこの家で過ごした若かりし頃を回想する。玉緒の元へ頻繁に預けていた妹の三浦千尋が一度だけ玉緒の家の大黒柱に衝突し傷を付けてしまった、というエピソード。それを思い出し何十年も経ったこの家の大黒柱を確認する。修復されている…というか米軍に攻め込まれこの家はそもそも粉々になったのではなかったか。完璧に修繕された鞍部玉緒と過ごしたこの家に不審感を抱きつつ居候を続ける。

20年代に唯一空襲の被害を受けなかったあやめ峠の工廠へ向かう。現存するか確かめようとするが、そこは「あやめ公園」へ姿を変えていた。散策していると妹の千尋そっくりの少女がいるが、それは郷登の妹である…今も生きているなら千尋は40代のはずだしおかしいか(笑)なんて考えつつ公園を後にする。

●タイムスリップについて知っているであろうなっちゃんを探しに学校へ。正門付近で帰り道の薬師寺と遭遇。弁当や夕飯の話を繰り広げており、薬師寺が鞍部家の家事担当と判明。会話を終え、初めて40年後の母校へと足を踏み入れる。旧校舎という形で現存しており、鞍部玉緒やひじやまと語らった感傷に浸る。そんなこんなでなっちゃん接触。三浦がタイムスリップの秘密を問い詰めると、なっちゃんはBJの存在を暴露する。ここで2人の機兵の知識にズレが生じる。三浦にとっては第二次世界大戦で対米国の敷島重工製の最終兵器、なっちゃんにとってはBJが探す宇宙人製のロボット。お互いの知識のズレを認めていると、BJが語り出す。

●それは、2188年での会話の記録であった。ゆきちゃんはなっちゃんの母。なっちゃんと三浦は交際中。その仲を母は認めており。そして南(なっちゃんの苗字)家ではいざこざがあり、なっちゃんはお家騒動で辛い過去があった。しかし最終的に母であるゆきちゃんと一緒に暮らせるから今はやっと幸せ。では、敵の襲来も迫っているから通信を切り指定の時刻に集合しよう。

●理解が追いつかず、解散。

●翌日再び三浦はなっちゃんに会いに学校へ行くが姿はない。風の噂で放課後急いでいる時は常坂神社へ行っていると聞き、向かう。

●常坂神社に到着するや否や、丁度タイムスリップから戻ったBJとなっちゃんに遭遇。更なるBJの秘密を知った三浦は妹の生死を確かめるべくBJの力で20年代へ戻る。それを東雲が見ており、BJ所持者をなっちゃんと悟る。

●妹を預けていた鞍部玉緒の元へ住宅街へ向かうが、そこは戦闘後のボロボロの住宅街が広がっていた。奥で死にかけの玉緒を発見、玉緒は「森村先生と千尋を呼称し、郷登が無理やり連行した」と告げ、力尽きる。BJ曰く、玉緒は死んだわけではなく宇宙人によって囚われの身になったようだ。

●郷登を追い再び転移。ファンの沢渡により郷登の容姿を知った三浦はあやめ公園で話した男だと気付き急行する。

千尋を発見。肌身離さず持っていた縫いぐるみを渡すと、「にいちゃん…」と溢すが千尋は「この妹の感情を否定すると精神構造に支障をきたす。私は森村千尋。」と話す。混乱する三浦の元に郷登が登場。千尋のことを「そもそも君の妹ではない。これが本来の彼女だ。」と付け加える。更に千尋が「このループを止めるにはシステムの掌握が必要で三浦も協力してほしい。2188年では優秀な設計技師だった君に。」と付け加える。そして最後に郷登が「千尋関ヶ原に命を狙われている。協力してくれるな?」と付け加える。千尋と郷登は公園を後にし、残された三浦は名前の挙がった関ヶ原について回想する。

1920年代では関ヶ原は追われる身で一瞬だけ三浦と接触していた。沖野のことも知っている様子。沖野は少女の姿で鞍部玉緒と接触した際に「未来から来て記憶をいじられている」と教え込んだらしい。毎晩そのことの夢を見る玉緒は信じている。関ヶ原は記憶をいじられた証拠だと告げる。三浦は意味が分からないことを述べるな!と一喝してしまい、玉緒が三浦の名を呼ぶ。すると関ヶ原は「みうらけいたろう…?」「あぁ、未来のお前と戦っていたからよく知っているぞ」と告げる。関ヶ原の顔も知らないと言う20年代の三浦に関ヶ原は「未来のお前は魂だけがBJの中に納められている」と言う。そこ2人のもとを後にし、関ヶ原はどこかへ走り去ってしまう。

◎謎が大量に提示された。上記は実に三浦編の約50%半もあるシナリオだ。

 

・傷を修復しただけに留まらず崩壊したはずの家すら完璧に復活している

・2188年時点で三浦となっちゃんは恋人関係にある

・ゆきちゃんとなっちゃんは親子関係にある

・敷島重工製の宇宙からのロボットは人を殺戮するのではなく回収している

・森村先生は保健の先生として度々登場していたが、幼女の姿で今回登場した

関ヶ原は森村先生を狙っている

・鞍部玉緒も未来から来ている

 

と、多数の情報が明かされた。途中の三浦自身の考察も加味すると。鞍部玉緒、三浦、なっちゃん、ゆきちゃん、森村先生は2188年の人間で確定か。以前の三浦編で鞍部玉緒の通信記録で「(確か)人工知能に関する分野の第一人者で森村先生の恩師」と紹介されていた。しかも思い返せば三浦編の一番最初は2188年で太平洋戦争に興味を示す三浦の姿があった。交際しているなっちゃん、そして母親のゆきちゃんも同様。

あと、20年代で人類が滅亡に近いことがあっても40年後に文明レベルで復興されている。これはいくらなんでも無理がある。だから機兵はタイムスリップだけでなく並行世界も行き来できるのではないか。

また、未来の技術では人の容姿を退行させることができるのではないだろうか。鞍部玉緒なんて物凄く年老いた婆として2188年で登場しているが、200年前の1920年代では10代として登場している。しかも未来から来たことを記憶を改竄された本人も自覚しつつある。それに、2188年組の三浦、なっちゃん、ゆきちゃんも10代の見た目なんだからなんかしら容姿に関して施されているはずだ。

更に、鞍部家が完全復活している件について。60年代で三浦は図書館で20年代の歴史を探るも、機兵も敷島重工製のロボットの記載がない。目覚しすぎる復興も含め、並行世界説が濃厚に。ここからは憶測の域を出ないが、もしかしたら未来の技術では並行世界も作り出せるのでは?そうすれば、「20年代に宇宙から攻め込まれず、通常の兵器でアメリカから攻撃され敗戦した日本」という並行世界を作り出せば甚大な被害がなく復興も通常レベルで進み不自然ではない、それに鞍部家も残存するはず。または2188年の誰かが「鞍部家」として普遍的な60年代の一軒家のモデルケースを作り出し、60年代スタートの並行世界を作ったのかもしれない。またまた、三浦の持つ大黒柱の傷のエピソードは記憶の改竄の副産物に過ぎず、そこまで重要視されるべきシーンでないのかもしれない。

十三機兵備忘録.4

崩壊編だけプレーしてきました。

シナリオの備忘録立てるのはいいんだが、シナリオ解放に「ミステリーファイル」「崩壊編」のそれぞれの進行度が条件になってくるもんだから、進めなきゃっすね。

やってきた感想

↓↓↓

・掛け合いが見れる

 主に戦闘開始、戦闘終了時に機兵のパイロット13人+αが「敵機の種類ごとに注意すべきこと、この後どこの防衛に向かうか」等を話してくれます。この台詞は中心の脚本があって、後はどんな編成かで変わるっぽい(要検証)。傷付いた機兵のパイロットが安全なところで機体修復中に戦闘が終了したことがあったんすよ。それが網口だったんですけど、ゆきちゃんが網口に労う台詞を掛けると、網口はこう言ったんです。「いま機兵治してるところだから暫くしたらバイクでそっちに合流する!あ、(誰か忘れた)ちゃんも一緒に載せてくよ!」と。それにゆきちゃんが顔赤くして「羨ましいなんて思ってねー!」って返して。戦況によって台詞変わるっていう手の掛かり様は初めてみましたね。感動しました。十三機兵の素晴らしい思い入れの強さを実感しています。

 あとねぇ、13人も主人公がいるとキャラへの関心に正直差が出てくるもんすよ。13人分のシナリオを進めていると別格に好きなキャラが全然出てこないというのがあって。唯一のこのゲームの弊害(?)です。それが解消されてるところがありますね。13人の出番が満遍なくある。こういう言葉を使う柄ではないですが"ガチで"バランスの良いゲームです。素晴らしい。

・難易度がちょうどいい

 当方、NORMALでプレイ。脳死でやってたら負けるくらいの手応えで、シナリオで時にはそれ相応の難易度で迫ってきます。

 コンボが分かりやすく、機兵の組み合わせ次第で楽々クリアできるのはシミュレーションならではか。

☆いま気に入ってるムーブ

戦闘開始同時に中破した機兵を修復→軽量化により運動性能を得た第四世代で一気に雑魚処理でボスを孤立化→高性能の装備を持つ第三世代機兵でEMP→遠距離装備を削ぎ落とす恩恵で小回りの効く第一世代機兵でローコストに肉弾戦。鉄板。

 ちなみに当方がプレイしたことのあるシミュレーションは、GジェネオーバーワールドとスパロボZ編シリーズ。昔からとってもSFが好きなんです。

 あんまシミュレーションわからんけど、令和のこの時代にこういうゲーム性かぁとなるとは舐めた発言ですかね。決して貶めてるわけではないんですけども、これが若者世代ですかね、自分で言っちゃいますか。

・いい意味で追憶編と差別化

 13人の主人公それぞれに用意されたシナリオを交互に進めて物語の核を知っていくアドベンチャーモード。そっちとは別のモードで、遊ぶ前も後も、アドベンチャーとは一味違う。ということ。これねぇ、上手く言えないんですけど、同じSFという広義でも、あっちは有り体な言い方をすればファンタジー、こっちは軍事モノ。そんな感じ。同じキャラクター、世界観のはずなのに全く違う魅せ方。

 

・まだ見えてない点

 賛否両論というやつなのだろうか。13体の機兵を操作するわけだが、それぞれに個性が感じられない。世代毎の特徴はあるんですけども。頭脳派パイロットの機体は指揮官っぽい戦略兵器。控えめな性格のパイロットは後方支援、的な。キャラ毎に性能に尖りがあればワイはうれしかったかも。

第一世代→飛び道具を持たないければ機動力にも欠ける。代わりに、肉弾戦は燃費火力共にトップ。

第三世代→不自由の無い機動力と、EMPをはじめとした戦略兵器の運用。後方支援に見えて標準クラスの兵装も持ちニートにならない。

第四世代→第三世代以上に機動力を特化。広範囲に複数ロックオンするミサイル、アーマー貫通のレーザーと、近未来をもっとも感じさせる。が、燃費が激しいのと単体への攻撃性能は実はもっとも低く、その機動性による陽動、攪乱が強み。

と。簡単にこう挙げられるのだが第二世代が器用貧乏に感じる。第一世代に劣る近接兵装、第三世代並みのまずまずの遠距離武装。そしてちょっとのバーニア走行。なんだかなあ、第一、三の強みを両方得たけどどっちも中途半端なんよなあ。掛け合いによれば、重量と装甲の厚さは随一らしく、高温兵装を扱えるようだが・・・?マニュピレーターで相手の硬いのを焼き切るとか?

十三機兵備忘録.3

⚪︎如月のシナリオ

●郷登と共に2025年から1985年にやってきた。なんでも2025年後期には街が崩壊してしまうようで、それを止めるべく転移してきた。敷島重工に迎え先がある(未来の技術と取引)。如月は同意せず転移したきたようで、敷島の弱みを握って元の時代に戻れるよう画策する。如月は友人の沢渡に、周りに敷島重工に詳しいひとがいいか相談すると、幼馴染の緒方の父が勤めていることを知る。沢渡を橋渡しに接触する。3人で話をしていると、冬坂が3人を見つけてこちらへやってくる。合流しようとした矢先、謎の電流が走り冬坂以外の3人が2025年へ転移する。

●転移後、荒廃した街で負傷した東雲先輩と合流する。このひとは、前回のゆきちゃん編で登場した特務との協力者である。この中で唯一2025年の人間の如月はいてもたってもいられなくなり、自宅へ向かう。やはり崩壊していた。2025年の友人、薬師寺のことを思い出す。

●1985年の回想で、薬師寺と如月は別の手段でこの時代へやってきたようだ。なんと、十郎が記憶を改竄されケロリと80年代で過ごしている模様。2人はなんなんだ?と話す…つまり、十郎は2025年の人間。

●続いて、怪獣の死骸を見に行く。なんと、残骸には敷島重工の文字がある。残骸の中にまだ動く機械があり、アクセスすると『2188年の「惑星地球化計画」で使われる重機』であることがわかった。なぜそんな先の未来の機械が2025年へ・・・?

◎十郎が2025年の人間と確定した瞬間。郷登は如月を80年代に連れてきたり、戦時中の40年代で鞍部に薬を渡したり、正体が判然としないな。ところで、三浦のシナリオでもそうだったように2188年はなんらかの特異点であることが分かる。今後の情報開示に期待したい。


⚪︎緒方のシナリオ

●時間が数分戻った状態でスタート。何度も短期的なタイムリープを受けている様子。それに気付いてるのは緒方だけ。何度も何度も、戻る直前は怪獣の襲来で死ぬ瞬間に機兵の中へ転移され、誰か内通者らしき人にだった。Dコードの鍵を探せ」と命じられ開幕と同様元に戻る、というのを繰り返しているようだ。

●再び戻る。ホームの奥へ行ってみると、冬坂&沖野ペアが筒路とやらに行く・十郎がホームの遠くにいる。何度もホームへ来る電車を見送り冬坂・沖野について行かずに駅を出ると、街中に先ほどと同様怪獣が来襲、鍵を探せと命じられまた元のホームに戻る。

●前の周とは変え、駅を出ず冬坂&沖野ペアと同じ列車に乗る。乗るとなぜか三浦の妹がおり、話しかけると急速に成長し冬坂の姿となる。更に保健の先生の姿へ成長する。そこで保健の先生は緒方を撃ち殺す。撃ち殺される直前「このひとには昔同様撃たれた」ことを思い出す。そして、鍵は見つからなかったので再びホームへ戻される。

▲補足、上記の回想シーン周りについて。幼少期の緒方へ近付いた保健の先生は「8年後意図しないままに怪獣を起動させる」と伝えて射殺、プログラムの書き換えをし、武器の用意をすると言い残しその場を去る。恐らく、これにより8年以上先まで伸ばした。また、高校生の緒方が電車内で殺される前、「Dの鍵はあなたが持っているわ」と伝えられる。

◎鍵を見つけてどうするんだ?タイムリープを指示実行しているのは何者だ?緒方は怪獣絡みなのはなぜだ、父親が敷島重工の重鎮だから人体実験に使われている、みたいな感じだろうか。


⚪︎ゆきちゃん編

●北校舎のトイレになっちゃんが関係していることはわかった。屋上の緒方から話を聞くと、なっちゃんが黒服の男から追われているとこの目撃情報・なっちゃんを追う中学生集団とやらの2つがいることを聞く。真相を探るべく、ノートにあったキーワード、常坂神社へと向かうことを決めた。

●正門へ出ると東雲先輩がおり、なっちゃんは拉致していないと断言される。そこで加えてゆきちゃんは東雲先輩に過去のことを質問する。過去のこととは、『転校早々のことである。東雲先輩がBJに情報を入力すると未来の己にこうメッセージを伝えられる。井田先生に私は利用されている→箱舟計画を止めるべくウイルスを撒く→リセットされ無限ループに陥りハッピーエンド(?)』である。聞いてるうちに東雲先輩はおかしくなり、とりあえず保健室へ安置する。

◎井田先生は、特務機構のトップだ。ゆきちゃんがしっかり特務の仕事をこなしていている。箱舟計画とはなんぞや。東雲先輩だけ不明過ぎる。郷登先輩は謎が多いが「情報を沢山持っている」ということ自体は判明しているのに。それに、東雲先輩の手によって箱舟計画は実行され世界が崩壊した、というような風に捉えられる。全くもって分からず。


⚪︎東雲先輩のシナリオ

●一度機兵に乗り怪獣の襲来を防いだ東雲先輩。前回の出撃が落ち着き学校生活の日常に戻ったシーンからスタート。東雲先輩は井田先生へ恋愛感情を抱いてる。井田先生曰く、学校での接触は目立つから禁止されている。2人が話していると関ヶ原が現れる。東雲は関ヶ原に、恋愛感情をソースに東雲は機兵に乗ることを決意した、と話す。関ヶ原は東雲のことを深く知っているようで・・・?

●2064年にシーンが切り替わる。戦闘中。怪獣からシステムに対し攻撃を受け、司令塔は混乱。指示する井田先生・保健の先生・郷登先輩側は機兵の強制転移を行う。そこで、収拾が付かないので井田先生だけ戦場に残り他の2人を逃がし、戦死。ここの怪獣により広められたシステム攻撃だが、関ヶ原の機兵から発せられた、というような描写がある。

●2025年、東雲視点。先の司令塔により強制転移後のシーンと思われる。足元には緒方、沢渡、如月の3人の死体が。奥へ進むと囚人番号426番関ヶ原がいる。機兵へのシステム攻撃というよりかは、井田先生の死への憎しみから426を殺そうとするが薬の効果が切れ倒れ込む。ここでも、関ヶ原は東雲を慮る発言を残す。

●1985年のシーン。関ヶ原を殺そうとして倒れ込んでそのまま時間転移&介抱で戻ってきたようだ。おそらく森村(保健の先生)による。ここで、ゲートは40年単位のみ時間転移が可能なことが明かされる。ゲームは現場閉じられており、設置した張本人の426によるものだと推測。依然として東雲は426に対して強い憎しみを抱いており、殺すためにまず機兵パイロット候補生の把握を優先する。

●男子候補生は郷登が知っており、食堂へ移動する。そこには網口の姿が。426の写真を見せる。知らない模様。網口がゆきちゃんと仲良くしているとやきもちの感情が湧いてきて恋愛感情を疑うが、一体これはなんなのか思い出せず。

●女子候補生にあたることにし、校内を移動していると如月と遭遇。如月に426の写真を見せる。知っていそう。なんでそんなことをしているのか、逃げた方がいい、と助言される。同様に薬師寺と遭遇、426の写真を見せる、知ってるし名前に聞き飽きた、と含みのあることを言われる。それに感化され、14番機のことを思い出す。

●一体これはどのあたりの時代か定かではない。ただ、14番機を格納し、とても東雲先輩は機兵の操縦は叶わないほどに負傷している。ここには保健の先生と薬師寺の2人も居合わせており、薬師寺が14番機に乗ることも想定しており、それを保健の先生が伝えると、「井田先生が託してくれた」と激昂する。それに薬師寺も対抗、「あなたが乗れば十郎は戦わずに済んだのに!でもこんなやり取りすらあなたは忘れてしまうんでしょう!」と言って、エンド。

◎全く情報が明かされない東雲先輩目線で話が展開される。周りは事態を把握しているが東雲自身だけ最低限のことも知らないし、己の憎しみの感情のままに426を追いかけてしまっているような印象を受ける。最後の薬師寺の台詞的に、記憶が定期的に消えているのではないだろうか。これについては、426殺害未遂の後80年代に連れて来られてから保健の先生にも言及されていた。薬は頭痛止めだが、副作用で記憶に混乱が生じるようだ。これまで沢山のキャラクターを見てきて、ここまで(仕方ない要因があるのかもしれないが)ブレブレで自分勝手な言動を見ると、1人だけ何事にも稚拙なイメージを抱いてしまい、腹が立つ。